世界の税金の使い道と福祉

福祉

世界では税金をどう使っているかについては、福祉に多額に回しているところが少なくありません。

特に民主主義が早くから定着したヨーロッパとりわけ北欧では、税金の率も高額ですが、それ以上に福祉に回していることで有名です。日本で平成12年に始まった介護保険制度も北欧諸国の制度を参考にしたとしてよく知られています。

ただ、日本では議員や公務員のいわゆる人件費に多額のお金がかかっていることや、急激な少子化及び高齢化に対応を仕切れずに増税せざるを得ない状況になりつつあります。

増税分が全て福祉に使われるのかどうかも疑問で、逆に社会保障費の支出削減を行ったり、あるいは社会保険の自然増相当分に回しているような状況です。

毎年伸び続ける社会保障費の削減はある程度はやむを得ませんが、国民の6人に1人が低所得者層と呼ばれるようになってきており、この数字は今後より悪化をすることでしょう。どこかで歯止めを掛ける施策を打つ責任が政治にあると言えます。